東大が初のTOP8昇格を決めた。桜美林大との全勝対決を制して6戦全勝とした。1敗の桜美林大と横国大には勝利しているため、国士大との1試合を残して1位が確定した。

TOP8の日大が今季出場停止処分で来季は自動降格のため、東大は入替戦のチャレンジマッチなしで昇格が決まった。最終節で対戦する横国大と桜美林大の勝者が2位となり、TOP8の7位日体と入替戦となる。

東大は最初の攻撃で先制TDランもTFPキックを失敗し、TDパスを許して逆転された。FGで再逆転もつかの間、92ヤードのキックオフリターンTDでまた逆転されて、前半は9-14とリードされた。

後半開始もゴール前までキックオフリターンされたが、あと1ヤードでランでのギャンブルを止めた。これで流れが変わり、スペシャルプレーのリバースで60ヤードの独走TDランとなり、この試合4度目の逆転となる。さらに66ヤードパスでTDを追加し、桜美林大の反撃を1TDパスに抑えて逃げ切った。

現在のリーグ編成は14年に始まったが、東大はBIG8に甘んじてきた。そこで17年に京大出身の森ヘッドコーチが就任して強化へテコ入りした。森ヘッドは京大で2度日本一になり、その後はコーチとして、京大、アサヒ飲料、鹿島を日本一に導き、日本代表ヘッドにも就任していた。その手腕を発揮し、2年目にして、国立大として初の昇格に導いた。