東地区最下位のレバンガ北海道は、同地区3位につける昨季王者アルバルク東京を78-76で下し、4試合ぶりの白星を挙げた。リーグ最年長の折茂武彦選手兼社長(48)が3試合連続の2ケタ得点となる13点をたたきだし、年内最終戦勝利に貢献。国内トップリーグ通算得点を9992点に伸ばし、大台1万点まで、残り8点に迫った。年明け1月4日、敵地での次節シーホース三河戦で、大記録達成を狙う。

レジェンド折茂は、心地よさそうに試合を振り返った。残り1秒で勝ち越しての劇的な勝利。ホーム白星で18年を締めくくり「とにかくチームが勝てて良かった。気持ちよく年を明けられる」と喜んだ。

勝負どころでベテランの技が光った。第4クオーター(Q)には左アウトサイドから、正確なシュートで74点目を奪った。12点差に広げる貴重な得点。この後、A東京の猛追を受け同点に追い付かれたが、残り13秒ではゴール前に切り込み、ファウルをもらった。フリースロー2本を冷静に決めて勝ち越し。嫌なムードを振り払い、流れを引き寄せた。「前半はあまり良くなかったけど、我慢してついていけたのが成長の証し」。27日千葉ジェッツ戦、29日A東京戦は後半に逆転される敗戦も、この日は第3Qで逆転しチームとしての進化も示した。

通算得点は9992点。大台1万点まで残り8に迫った。今季開幕時は、ジョゼ・ネト前監督(47)にアウトサイドでの役割を求められた。外からの決定力を買われての指示だったが、中にも自由に動きチャンスをつくる折茂らしさは失われかけていた。「開幕当初は苦しい時期もあった」。だが今月に内海知秀監督(60)が就任すると、特長を熟知する同監督は、折茂の自由な動きを尊重し戦術を微調整。ボールを受ける機会が増え、3戦連続2ケタ得点と結果がついてきた。

メモリアルゴールは年明け4、5日の敵地での三河戦が濃厚だ。「できればホームで達成したいですが、年末年始でインフルエンザにかからなければアウェーかな。ホーム、アウェー関係なくチームの勝利のために役割を全うできたら」。バスケットボール界をけん引してきた48歳が、新春に大きな花火を打ち上げる。【永野高輔】