男女決勝は、ともに湖西市のチームが制した。男子は、岡崎中が2-0で浜名中を退け、6年ぶりの優勝。セッターの鈴木孝(2年)が、スパイカーとの二刀流で攻撃をけん引した。

女子は、新居中がエース石塚日咲(ひさき=2年)の活躍で桜が丘中を2-0で破り、13年ぶりの県頂点に輝いた。今大会の準決勝に進出した男女計8校が、3月23日開幕の東海大会(県内開催)に出場する。岡崎中の正セッター鈴木が、大車輪の活躍でチームを頂点に導いた。攻撃ではトスだけでなく、自ら積極的にスパイクを放つ。浜名中との決勝戦でも、左右からの正確なスパイクで得点を重ねた。「いつも相手の空いてる所をよく見て、打ち分けています。今日はブロックアウトもよく取れました」と振り返った。

小5からセッターを務めるが、昨年8月の新チーム発足からスパイカーも任された。村松伸浩監督(57)は「今のチームで打てるのが主将の伴(銀大=2年)しかいないので、経験値が高い彼にやらせました」。鈴木はすぐに順応し、チームの得点源に成長した。東海大会へ向けて「優勝が目標です」と宣言。他県の強豪相手にも果敢なプレーで向かっていく。

【河合萌彦】