地元トナミ運輸の選手たちが“山道トレ”を制した。

バドミントン男子日本代表合宿が3日、富山・高岡市で行われ、男女26選手が参加した。

地元、高岡市に拠点を置くトナミ運輸からは男子シングルスの西本拳太(24)ら8選手が参加。午前中は普段から使用している竹平記念体育館で練習を行ったあと、午後からは二上山までの山道「万葉ロード」を約3キロのマラソン。普段からトレーニングで走っている西本は先頭で引っ張り、1位でゴール。2位には同じくトナミ運輸の園田啓悟(29)が入った。

ゴール後さらに朴柱奉監督から約200メートルの坂道ダッシュ6本が追加され、西本、園田に加え、嘉村や大堀らも先頭集団でゴールするシーンが目立った。

さすがの日本代表選手たちも座り込み、疲れた様子だったが、朴監督が「距離を延ばして最後にもう一本!」と“鬼指令”。それでも選手たちは嫌な顔をせずに全員が完走。ここでも西本、園田がワンツーフィニッシュ。地元の意地を見せた。

過酷なトレーニングを終え、朴監督は「きつい、きついと言ってるだけではダメ。この練習の意味をしっかり考えて。韓国の選手もしっかりトレーニングしているので負けないように」と母国の選手を引き合いに出してげきを飛ばしたものの、最後は「ゆっくり体を休めて」と優しい言葉をかけて締めた。

記者も坂道トレを体験しようと約3キロを歩いて登ってみた。険しいカーブが続き、箱根駅伝を思わせるかの過酷な道のり。気候のいい富山でなければたどり着けなかった無謀な挑戦を後悔するほどハードな山登りだった。走破した後に、坂道ダッシュをこなした日本代表の選手たち。世界でメダルを狙うアスリートのタフさを改めて感じた。【松熊洋介】