【ケロウナ(カナダ)27日(日本時間28日)】グランプリシリーズ第2戦のスケートカナダで2位だった女子の紀平梨花(17=関大KFSC)が、エキシビションが行われる本番会場で一夜明け会見を行った。主な一問一答は以下の通り。

-昨日は終わった後に楽しそうな表情をしていた

紀平 とりあえず2位がとれたということで、NHK杯に向けて、ファイナルへの道が見えてるなというのが、ちょっと安心した感じがあった。何とか(トリプル)アクセルも2本とも、こけたりパンクとか大きなミスではなかったので、ほっとした。

-追う楽しみはあるか

紀平 まぁ、楽しいって訳ではないんですけど。でもせかしてやっていかないとなっていう気持ちはあります。

-北京オリンピックで金メダル目指す上での距離感は

紀平 北京オリンピックに向けても全然時間は少ないので、今シーズン早く4回転を完成できたらいいなという気持ちもある。トリプルサルコーとか他のジャンプの感覚では回転にも余裕があったりする。安定感が出せるかは分からないんですけど、今までシーズンオフで練習してきた分、だいぶ4回転のレベルも自分の中でよくなってきた。全然諦めてはないので、冷静になりながらもしっかり着実にやらなきゃいけない課題としてとらえて、練習をしていこうと思います。

-たくさんの女子選手が4回転を跳ぶ。どの選手が参考になるか。また男子も参考にしているのか

紀平 4回転の感覚は誰とも似てない気がしている。自分の跳んでる感覚と合わせてみてもちょっと違う感覚も多い。4回転については自分のジャンプをしっかり見ることかなと思っている。誰にもあんまり跳び方は似てないかもしれないんですけど、自分が跳んだ時の感覚をイメージして、できたらなと思っています。