世界選手権2連覇中のネーサン・チェン(20=米国)が102・48点を記録し、首位発進した。冒頭で4回転-3回転の連続トーループを着氷させ、トリプルアクセル(3回転半)は手を氷につくミスがあったが、演技後半の4回転フリップも着氷させた。

優勝したGP第1戦スケートアメリカからジャンプの構成を変更し、新たに4回転フリップを組み込んだ。「フリップを頑張ってみたかったので、(前戦では後半だった4回転)トーループを先に入れました」。4季連続のGPファイナル(12月、イタリア・トリノ)進出は現実味を増し、2日のフリーへ「リラックスして、全力を尽くしたい」と意気込んだ。