18年世界選手権5位でショートプログラム(SP)6位発進の友野一希(21=同大)がフリートップの149・41点を記録し、合計214・55点で優勝した。

冒頭の4回転トーループは着氷が乱れ2・85点の減点となったが、続く4回転サルコーと2回転とループの連続ジャンプは1・94点の加点で成功。全身を大きく使った演技で客席の視線を集め「最初から勢いよくいけた。少しずつ決めるところが決まってきている。ロシア杯に向けて、いい演技ができたと前向きに捉えたい」と落ち着いた口調で振り返った。

今季はグランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカで5位。次戦は第5戦ロシア杯(15~17日、モスクワ)を予定しており「特にショートプログラム。ショートができれば、勢いが良くなってくる」と今回出遅れたSPをテーマに掲げた。