ホーム仙台89ERSは90-85で東京EX(中地区4位)に連勝し、東地区首位をキープした。「ソルジャー」(戦士)の愛称を持つSG(シューティングガード)片岡大晴(34)が3点シュート3本を含む両チーム最多の24得点をマーク。第3Q(クオーター)終盤に勝ち越し3点弾を沈め、3点リードの残り30秒にはスティールから相手反則を誘い、フリースローで「89」点目も挙げ、2戦連続のMVPに輝いた。

前日の第1戦で残り2秒に同点シュートを決め勝利に導いた片岡が、この日も躍動した。圧巻は最終Qで、2点差に迫られた中盤に3点弾で突き放し、残り40秒に相手5反則目を誘い、フリースローを立て続けにカップインした。最終Qだけで12得点。今季、ホーム4度目の連勝に貢献した片岡は「最近1勝1敗だったのでホームで連勝できてよかった」と声援に応えた。

2戦連続、今季3度目の90得点超えで勝利した桶谷大HC(41)は「最初はフィジカルが弱かったが(試合前に)言っていたことを75~80くらいできた。片岡はいい形でボールタッチできていた。相手のウイークポイントをみんなで理解して戦えた」と評価した。

この日は楽天イーグルスとのコラボ企画が満載。片岡は「宮城をスポーツで盛り上げることができてうれしい。昨日より今日、今日より明日が大切。これからもチームを引っ張っていきたい」と戦い続ける。【佐々木雄高】