世界4位、第3シードの大坂なおみ(22=日清食品)が、ふがいないプレーにストレスを爆発させる場面があった。

第1セットを先取し、ゲームカウント1-1で迎えた第2セットの第3ゲーム。バックハンドショットをミスし、同42位の鄭賽賽(中国)にブレークを許すとラケットとボールをたたきつけ、さらに、もう一度ラケットを蹴飛ばすなどイライラ感をあらわにした。

会場のファンからは、大坂の道具へ怒りをぶつけた行為にため息ももれた。

それでも気を取り直して終わってみればストレート勝ちで3年連続3回戦進出。解説した松岡修造も試合途中は「なおみさん、どこに行くんだ」と話していたものの、最後は「イライラゾーンを経験して良かった。このメンタル、落ちつきを見つけた中で3回戦に進めたのが良かった」と評価していた。