ロシアメディアの「Sports.ru」は27日、フィギュアスケート女子で14年ソチ五輪団体金メダルのユリア・リプニツカヤさん(22)が第1子となる女児を出産したと報じた。名前は「カタリナ」と名付けられ、現在1カ月。リプニツカヤさんのインスタグラムを引用する形で、父親で元スケーターのウラジスラフ・タラセンコ氏と3人で写った写真が添えられた。

リプニツカヤさんは高く上げた脚を体に密着させる「キャンドル・スピン」が代名詞。ソチ五輪では現行ルールでフィギュアの五輪最年少記録となる、15歳249日で金メダルを獲得した。

同五輪で競演した浅田真央さんも「これからのフィギュア界を引っ張っていく存在だと思う」と認める実力を誇ったが、17年8月に地元メディアで現役引退が報じられた。拒食症の治療などを行っており、同年9月にはロシア連盟が引退を正式発表。現役時代に世界中から注目を集めたスケーターが、母親としての新たな1歩を刻んだ。