2度の4大大会優勝を誇る世界10位の大坂なおみ(22=日清食品)が、復帰初戦を215日ぶりの勝利で飾った。同26位のカロリナ・ムホバ(チェコ)に、冷静な試合運びで6-7、6-4、6-2の逆転勝ち。新型コロナウイルスの感染拡大で中断していた世界ツアーが再開後、初の試合で、1月22日の全豪2回戦以来の勝利となった。次戦では同25位のダヤナ・ヤストレムスカ(ウクライナ)と対戦する。両者は初対戦。

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<大坂と一問一答>

-長い中断期間があり、プレーしてみてどうだったか

大坂 緊張して、第1セットはすごくおかしな感じだった。でも、第2セット以降、きちんと大事な球を打つことができた。

-全米に向けていい準備となったか

大坂 全米については、多くを今は考えていない。この大会に集中し、勝つために、できるすべてを出すだけ。

-無観客だったが

大坂 ちょっと変な感じだった。私は、大きな舞台や、そこにいるファンからエネルギーをもらったりして頑張るタイプだし。

-笑顔がたくさん出てたが

大坂 試合ができて本当に楽しい。たくさん練習してきたが、私は練習より試合が楽しいタイプ。やっと、その費やした時間を見せることができた。

-第1サーブが少し入らなかった

大坂 昨年(10月)の北京(中国オープン)で右肩を痛めて、中断期間中は、その治療に費やした。今日は北京以来初めて、痛みがなくプレーできた。