今季からシニアに転向する男子の鍵山優真(17=星槎国際高横浜2年)が大トリに登場し、ほぼ完璧な演技をみせた。

世界的な振付師ローリー・ニコルさんにリモートで手掛けてもらった、ショートプログラム(SP)曲「Vocussion」。取り組み初めて1カ月に満たない事実を忘れさせるように、複雑な動きで音を捉えていった。4回転サルコー+2回転トーループ、4回転トーループ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と3本のジャンプも細い軸で回りきって成功。今季への期待を高まらせる滑りだった。

以下、演技後の一問一答

-振り返って

練習から調子が良かったです。サルコーもトーループも練習通り跳べて良かった。

-シニアに上がり、SPから4回転が入りますね

表舞台で良い演技ができて自信になりました。

-新SPについて

最初から踊るので体力的にはしんどいです。楽しく踊りたい。完成度はまだまだだと思います。

-フリーに向けて

4回転はサルコーとトーループで2種類3本入れます。体力に負けないように、力強くやりたい。

-地元の横浜で“初戦”となりましたが

いろんな経験をして、来年の五輪シーズンにつなげる年にしたいです。