東北・北海道選手権を制した渡辺倫果(18=青森山田高)が「中2日」の競技会で55・42点を記録し、6位発進となった。

冒頭のルッツ-トーループの連続3回転、ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を着氷させ、最後の3回転ループは乱れた。得点発表を待つ「キス・アンド・クライ」では「むっちゃ緊張した。足が震えていました」と口にし、ホッとした表情を見せた。

3日には青森・八戸市で行われた県の国体予選会に出場。県高校選手権にも臨み、1日でSP、フリーを滑った。そこから中2日で迎えた大切な大会。渡航による練習への影響を考慮し、拠点のカナダから帰国後は日本で準備を進めてきた。

フリーは7日に行われる。上位9人(シードを持つSP1位樋口新葉、同4位川畑和愛を除く)が出場する全日本選手権(12月、長野)を目指し、力を出し尽くす。