GPデビューとなったショートプログラム(SP)7位の佐藤駿(16=フジ・コーポレーション)は、課題の中に収穫を見つけた。

フリーは3回転ルッツで転倒したが、4回転トーループを2本成功。142・71点を記録して、合計214・75点の5位となった。「自分としては、そこそこ満足いく出来だったかなと思います」と振り返った。

この日は公式練習で首を痛め、アクセルを跳ぶ際に違和感があったという。それでもできる限りの力をシニアの大舞台で発揮し「まずは一段落したので、全日本に向けて、もっと頑張っていこうかなと思います」。約1カ月後の全日本選手権(長野)を見据えた。