第1シードのパッカーズ(NFC北地区1位)が順当勝ちし、2季連続でのカンファレンス決勝進出を決めた。第6シードのラムズ(西地区2位)を相手に、ランを軸に得点を挙げ、32-18で快勝した。24日の決勝では、17日の第2シードのセインツ(南地区1位)対第5シードのバッカニアーズ(南地区2位)の勝者と対戦。11季ぶりのスーパーボウル進出がかかる。

3-3で第2Qに入ると、QBロジャースからWRアダムスへの1ヤードパスで勝ち越しTDを挙げた。その後も攻撃シリーズでは確実にTDを積み上げていった。パントに抑え込まれたのは1回だけ。ランで188ヤード、パス296ヤードと相手のほぼ倍をマーク。最初のTDは8分ボールキープなど攻撃時間は約36分で約13分も上回り、試合を支配し続けた。

ロジャースは後半にはWRラザードに58ヤードと、2TDパスを決めた。「みんなが強い気持ちを持って、自分がやることに徹した。特にOLがいい仕事をしてくれ、結果に結び付いた」と終始笑顔で話した。

後半最初にRBジョーンズが60ヤードランで攻め込み、最後も2ヤードを押し込んだ。ウイリアムス、ディロンと層の厚いRBトリオの強みを発揮した。ジョーンズは「走りやすかった。3人はパスもブロックもいいんだ」と自慢した。

小雪がちらつく本拠地で、今季初めて6000人の有観客試合だった。ロジャーズは「ファンのエネルギーが伝わってきた」、ジョーンズも「力になった」。昨年の決勝は敵地で敗退したが、今季は本拠のアドバンテージがある。極寒の地の熱いファンに、6度目のスーパーボウル進出で応えたい。