第2シードのビルズ(東地区1位)が27季ぶり6度目の決勝進出を決めた。第5シードのレーベンズ(北地区3位)と3-3の同点で折り返しも、第3QにTDパスを決めて勝ち越し。さらにインターセプトリターンTDを追加した。守備は最後までTDを許さず、17-3で振り切った。

24日の決勝では、17日の第1シードのチーフス(西地区1位)対第8シードのブラウンズ(北地区3位)の勝者と対戦する。5度目のスーパーボウル出場で初制覇を狙う。

ポストシーズン最長記録が試合を決めた。10-3とリードして続くビルズの守備。ゴール前10ヤードまで攻め込まれたが、DBジョンソンがエンドゾーンでインターセプトする。タッチバックにせずに走りだし、一気にリターンTDを挙げた。101ヤードのタイ記録だった。

ビルズのしぶとい堅い守備が光った。攻撃距離では120ヤード上回る330ヤードを許すも、TDを1本も許さなかった。前半は3度のFGに抑え、2度失敗で3失点だけ。後半もゴール前でのギャンブルで、パスを許さずに完封してみせた。

攻撃ではQBアレンが前半のランは3回と、積極的にパスで攻めた。前半はFGの3点のみも、後半最初の攻撃でホットラインのWRディッグスへ1ヤードのTDパスを決めた。攻撃では唯一のTDにとどまり、アレンも「守備がよかった。ランをよく止めてくれた」と守備陣に感謝した。

3年目のQB対決が注目だった。レーベンズのジャクソンはQB初の2年連続1000ヤードラッシャー。その足は9回で34ヤード止まりに終わった。ゴール前で攻めきれずにリターンTDまで許した。さらに次の攻撃で脳振とうとなり、その後はフィールドに戻ることはなかった。