男子は日本ジュニア3位の常呂ジュニアが初の日本選手権出場を決めた。決勝で札幌ジュニアを7-4で制して初の北海道王者に輝いた。常呂高3年のスキップ前田拓海(18)は「知っている相手でいつもシビアな展開になる。前半は押され気味だったが、第6Eは形ができた。優勝できてうれしい」と振り返った。

チーム全員が常呂町(現北見市)出身の幼なじみで、6年前の結成当初から98年長野オリンピック(五輪)代表の敦賀信人コーチ(43)の指導を受ける。2-4で終えた第5E終了後のハーフタイムでは同コーチから「思い切ってやっていけ」と声をかけらた。本来の攻める姿勢を取り戻すと第6Eに3点を奪い主導権を引き寄せた。

前田は「日本選手権では一番下のチーム。思い切って自分たちのプレーをしてプレーオフに進出したい」。初の大舞台を若さで戦い抜く。