男子200メートル個人メドレーでは萩野公介(26=ブリヂストン)が1分58秒14で優勝した。「今日は三重丸」と笑顔を浮かべた。4日の400メートル個人メドレーは6位に沈んだ。復帰した瀬戸が隣のレーンで力みも隠せなかった。この日はウオーミングアップから修正。「400メートルから切り替えて1本集中して泳げた」と勝因を口にした。

東京オリンピック(五輪)の派遣標準記録は1分57秒98。そこに届かずも、焦りは「ないです」。その上で「さらに上を目指し、努力していければ、いい勝負、レースができる」。五輪の切符が懸かる2カ月後の日本選手権へ、今は「左の腹筋の入りが悪い」と左右のバランス差を改善点とした。

瀬戸については「率直に隣で泳げてうれしかった」と喜びながら、闘争心も強くのぞかせた。「400メートルは彼の方が速かったし、実力もある。だけど、まだ突き詰めていける。(日本選手権で)勝負して勝ちたい」と闘争心を燃やした。