オートレースを統括するJKAが9日、元SMAPのメンバーでオートレーサーの森且行(46=川口)に現状について発表した。

森は1月24日の負傷後、福岡県内の病院に搬送された後、都内病院に転院。骨盤骨折、腰椎骨折の診断で、これまで3度の手術を受けて、無事に終了した。レースの復帰は1年程度の期間が見込まれる。

入院中の森に代わって、実兄から次のようなコメントが届いた。

「この度、いつも応援して頂いてる皆様には状況をすぐにお知らせできずに大変ご心配をおかけ致しました。医療スタッフの方々の手厚いサポートのもと無事に手術を終えることが出来ました。本人、家族共々治療に専念して参りますので、温かく見守っていただければ幸いです。今後も森且行への応援をよろしくお願い致します」

森は1月24日、福岡・飯塚オートで開催されたG1戦、開設記念レース最終日の11R特別選抜戦で、8車立ての7枠から出走した。やや出遅れて8番手から前を目指した。1周2コーナーで1車抜いた後、前走者の前輪が前々走者の後輪に触れ、大きく外にはじかれたところに、森が避け切れず接触。森と前走者は、外周の外にあるフェンスまで飛ばされて激突、転倒した。ただちに救急搬送され、最初は骨盤骨折と診断された。その後、福岡県内の病院から、東京都内の病院へ転院し、詳しくけがの症状を検査していた。

森は東京出身で、1996年にオートレーサーに転身するため、SMAPのメンバーから脱退。養成所で訓練中にも事故で大けがを負ったことがある。