パナソニックが大勝し、開幕3連勝とした。

順大医学部に合格したWTB福岡堅樹(28)が終盤に駄目押しのトライを決めるなど貢献。「バックスとして、後半は自分たちの形でトライを取れた。次につながる試合」とうなずいた。

受験勉強を重ねてきたことに加え、コロナ禍で思うような練習を積めないこともあってか「自分のピークと比べると足りないところはある」と認めるが、それでも存在感は大きい。この日の試合でもスピードを生かしたプレーを披露。福岡県出身選手として、九州での試合会場に足を運んだファンの前で勇姿を見せた。

先月の開幕戦後、自身のSNSで医学部合格を報告。今後のスケジュールについては「まだ決まっていない。決まり次第、自分から発信していきたい」と述べるに留めたが、「残り少ない中で後悔がないよう、1つ1つ楽しみながらやっていきたい。いいプレーをみんなの記憶に残せれば」。日本代表でも活躍した快足ウイングは、最後まで全力で走り抜ける。