競泳男子の瀬戸大也(26=TEAM DAIYA)が、代表選考を兼ねた日本選手権(4月3~10日、東京アクアティクスセンター)で3種目にエントリーしたことが10日、分かった。200メートル、400メートルの個人メドレーと200メートルバタフライで出陣する。

瀬戸は19年世界選手権で個人メドレー2冠=2種目で代表に内定。200メートルバタフライでも銀メダルを獲得しているが、こちらは代表権獲得を目指して、ライバルたちとの勝負に臨む。

昨年末まで女性問題で2カ月半の活動停止処分を受けた。今年2月からレースに復帰して合計で3大会に出場している。もともとレースを重ねて調子を上げるタイプで、ブランクを取り戻すため、後半の失速覚悟で前半から積極的に飛ばすレースを繰り返している。

200メートルバタフライは、日本記録1分52秒53を持っている。代表権獲得には、決勝で五輪派遣標準記録1分56秒25を突破して2位以内に入る必要がある。瀬戸にとって同選手権の勝負レースは4月5日に予選、準決勝、6日に決勝となる。