バレーボール男子代表の石川祐希が(25)所属するミラノが、「CEVチャレンジカップ」優勝へ大きく前進した。ホームでトルコの強豪ジラートと対戦し、3-2で競り勝った。先発出場した石川は、9得点を挙げて勝利に貢献した。

トルコ1部リーグ今季首位のジラートに先攻を許す厳しい展開ながらも、ミラノはフルセットにもつれる熱戦を制した。24日(日本時間25日)にアウェーで行われる第2戦で、勝てば文句なしの優勝。仮に2-3で敗れれば「ゴールデンセット」を戦う。その末に勝利すれば、タイトルを獲得する。

試合を振り返って石川は「内容としてはあまり良いとは言えない試合だったんですけど、ギリギリでも勝つことができたのは良かった」。40本のレセプション(サーブレシーブ)を受けたが、思うような返球ができず課題が残った。「フローター(サーブ)に対して少し乱れてしまったところがあるので、修正して次のアウェーでの戦いに臨みたいと思います」と話した。

国内リーグのプレーオフを同時並行で戦っているため、3日おきに試合があるというハードスケジュール。21日(日本時間22日)にはプレーオフ準決勝進出を懸けて、アウェーでペルージャとの第3戦に挑む。石川は「またすぐに気持ちを切り替えて、次の試合に臨んでいきたいというふうに思っています」。シーズン佳境を迎え、負けられないゲームが続く。