丸野一樹(29=滋賀)がイン逃げを決め、今年は1月尼崎周年以来の2度目、通算4度目のG1優勝を決めた。2着は中田竜太、3着に魚谷智之が入った。

気持ちを込めたスタートだった。コンマ06のトップスタートから、独走状態を築いた。「スタートは行く気でした」。今年G1・3度目の優勝戦1枠だったが、前回のからつ周年はインから4着に敗れた。その悔しい思いは、ゴール後のガッツポーズに出ていた。

今年2度目のG1優勝を飾ったが、目標はSGグランプリ出場。慢心は全くない。「今年はSGで結果を残して、グランプリに必ず出る気持ちで走っている」。次節の福岡SGクラシック(23日から)はもちろん、ファン投票で選出されたSGオールスターの舞台、若松での活躍も誓った。「(若松初優出初優勝は)出来過ぎですが、多くのファンの前で結果を出せてうれしい」。最後まで残ったファンに、感謝のメッセージで締めた。