東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの新型コロナウイルス対策を話し合う政府、東京都、組織委員会による調整会議が28日に開催されることが26日、分かった。同会議を終えた後、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)を含めた5者協議を開催し、選手のコロナ対策をまとめた「プレーブック第2版」を公表する。観客上限の方針も同時に示す方針。

この日、組織委は理事会を開催。武藤敏郎事務総長は、日本看護協会に大会中の医療スタッフとして看護師500人の確保を要請したことを認めた。コロナ禍で医療体制が切迫する中、国民から理解を得られるかと問われ「地域医療に影響がないようにしなければならない。影響がないよう勤務時間やシフトなど多用なやり方を模索したい」と語った。

500人が多いとの指摘には「前広に(前もって)相談しないといけない。直前になってお願いしては先方も対応できない」と説明。昨年来、同協会と相談を続けていたことも明かした。最終的には観客上限数が決まってから医療スタッフの人数も決める。