国際柔道連盟(IJF)は3日、世界選手権(6~13日)が開催されるハンガリー・ブダペストでの総会で役員を改選し、全日本柔道連盟(全柔連)の山下泰裕会長(64)と総本山である講道館の上村春樹館長(70)が理事に再任された。任期は25年までの4年間。マリアス・ビゼール会長は対立候補がなく、信任投票を経て満場一致で再選。07年の就任から4期目に入る。

山下氏は全柔連を通じて「新型コロナウイルスの世界的流行の収束に向け、さまざまな取り組みが行われているところですが、ビゼール会長のリーダーシップのもと、出来る活動を継続し、世界の柔道のさらなる発展のために貢献していく所存でございます。東京オリンピック(五輪)パラリンピックを成功させ、パリやロサンゼルスへとバトンをつないでいきたいと思っております。柔道は接触競技として感染症には特に気を付けなくてはならず、柔道界一丸となり収束に向けた対策に取り組んでいく必要がございます。柔道をより分かりやすく、多くの方々に魅力を感じてもらえる競技にしていけるよう、議論を重ねてまいりたいと存じます」とコメントした。

世界選手権は22年にタシケント、23年にドーハで開催することが決まった。