F1第11戦ハンガリーGPの予選が31日行われ、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。2位にもバルテリ・ボッタスがつけ、メルセデスAMG勢が第3戦ポルトガルGP以来のフロントロウ独占を果たした。

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンはQ1でトップタイムを記録したものの、決勝のスタートタイヤを決めるQ2ではミディアムタイヤのタイムが10位以内に入る当落線上にあったため2回目のアタックでソフトタイヤでタイムを記録せざるを得ず、ミディアムスタートのメルセデスAMG勢に対してソフトスタートを余儀なくされることに。

さらにQ3では1回目のアタックでハミルトンが1分15秒419の最速タイムを刻み、フェルスタッペンは0.421秒差の3位。逆転を期した最後のアタックは残り2分でコースインするが、前のメルセデスAMG勢のアウトラップのペースが遅く、フェルスタッペンはセッション終了直前でなんとかアタックに入ったものの実力を出し切れず。タイム更新はなく、1回目のタイムでハミルトンのポールポジションが決まった。

フェルスタッペンは3位、集団の最後尾にいたセルジオ・ペレスは最終アタックに入ることができず4位。アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが中団トップの5位に入り、角田裕毅はFP1のクラッシュからの走り込み不足が影響し、16位でQ1敗退となっている。(米家峰起通信員)