男子は強風の影響で2回目が中止になり、1回目135メートルを飛んだ佐藤幸椰(26=雪印メグミルク)が128・5点で優勝した。女子は小林諭果(27=CHINTAIスキークラブ)が1回目104メートル、2回目で109メートルを飛び、合計133・5点で制した。

    ◇    ◇    ◇

○…佐藤幸が1回目で最長不倒の135メートルをマークし優勝した。今季のサマージャンプ4勝目を挙げ、「まだまだ求めているレベルには到達していないですけど、試合の中で思っているものを体現する力は少しずつついてきているかな」。本格的なシーズンに向け「技術のレベルアップはもちろん、まだまだやることはある」と気を引き締めた。

○…小林が安定したジャンプを2本そろえ、今大会4年ぶりの優勝を飾った。「1本目も2本目もいい風が吹いていて乗せてもらった」と喜んだ。兄の潤志郎、弟の陵侑の活躍に負けじと「目の前の大会は国内戦しかないですけど、1本1本大切にして、冬の国内のW杯に向けて頑張りたい」と話した。