競泳女子で東京オリンピック(五輪)個人メドレー2冠の大橋悠依(25=イトマン東進)が25日、オンラインで取材に応じた。練習仲間で、現役を引退する萩野公介について「正式な発表が出ていないので」と前置きした上で「最後、一緒に長く練習した。その過程も含めて見させてもらった。素晴らしいなと思いました。最後に思いきったレースをしてくれたんだなと思います」とした。

大橋は東京五輪後の初戦として、「東京フロッグキングス」(北島康介GM)の一員として2年連続で国際競泳リーグ(ISL)に参戦する。「海外で全く違う環境でやっていくことがいろんなことを知ることになる。視点を変えれば、前よりも伸びていくところがあるのかなと思いました」と参戦理由を説明した。

夏季五輪日本女子初の2冠を達成したが、金メダルはケースに入れて、自宅の床に置いてきたという。「そんなにすごいことをしたという実感がなく。生活も変わってなくて普通に過ごしています」とにっこり。

3季目のISLは26日にイタリア・ナポリで開幕。遠征は1カ月に及ぶだけに「もう髪が切れなくなるので、髪をきってきました」と笑顔を見せていた。

大橋は、瀬戸大也らとともにイタリアに向けて出発した。