スピードスケート女子1500メートルの世界記録を持つ高木美帆(27=日体大職)が3日、22年北京五輪(第24回オリンピック冬季競技大会)に臨む日本代表選手団の候補選手、強化スタッフら対象の研修会「The Building up Team JAPAN 2021 for Beijing」にオンライン参加した。

翌4日で北京五輪の開幕まで5カ月。終了後の報道対応で近況を聞かれると「ナショナルチームで春から活動していて、数日前から長野の菅平でチームの合宿を行っています。今年は一応、予定ではワールドカップ(W杯)に派遣されると思うので、私としては距離別に出てW杯に出て、という通常の流れで行われることを想定しながら(練習に)取り組んでいます。いったん氷上から離れて陸トレしています」と報告した。

先月8日に幕を閉じた夏季の東京五輪の金メダリスト、フェンシングエペ団体の見延和靖主将(34=ネクサス)やレスリング女子57キロ級を制して2連覇を達成した川井梨紗子(27=ジャパンビバレッジ)ら4選手の体験談を聞く時間もあり「今回の話の中では、特に川井選手が私と同い年で。(18年)平昌五輪の前から交流はあったんですけど、あらためて、こういう話を聞くことがなかなかなかった中で、彼女の強さを直で感じられて、感銘を受けたなと感じています」とも語った。

この研修会は「チームJAPAN」の一員としての自覚と責任、連帯感を強めることを目的に、日本オリンピック委員会(JOC)が10年バンクーバー五輪前から開催。高木は「今のこの状況では、他競技の人との接触だけではなく、スピードスケート外の人に家族も含めて、なかなか会えない。リモートでも、こういう機会を設けていただけたことは私にとって良かった」と率直に感謝した。

続けて「東京五輪の時に見ていて、応援して、熱をいただいた方たち4人の選手から直接お話をうかがうことができて、空気感、肌で感じるものがたくさんありました。あと一番印象が強かったのが、気持ちの持ち方。2大会連続で五輪に出場されて、その2大会目もしっかり結果を残された方々の心の持ち方を、その人たちの言葉で聞くことができたのはプラス。本当にいい時間を過ごすことできました」と振り返った。

平昌五輪で金銀銅メダルを獲得した高木にとって、2連覇を狙う団体追い抜きや金メダルを目指す1500メートルなど、2大会目への有益情報を得た約2時間の交流となった。