日本がオーストラリアに3-0で勝ち、準決勝に進出した。4強入りの条件だったストレート勝ちを収め、2次リーグを1位通過した。

第1セット途中出場したオポジットの大竹壱青(25=パナソニック)とセッターの大宅真樹(25=サントリー)が、流れを呼び込んだ。ここまでベンチを温める機会が多かった2人が意地を見せた。

セッターとその対角のアタッカーを同時に交代させる「2枚替え」で投入されると、前日の中国戦で課題だった守備が安定。攻撃では大宅が効果的なトスを配球し的を絞らせない。大竹はエース石川に次ぐチーム2位の11得点を挙げた。

大宅は「チームに火を付けたかった」。大竹は「流れを変えたいと思っていたので、一番の仕事ができた」と喜んだ。18日の準決勝で台湾と戦う。勝てば、来年ロシアで行われる世界選手権の出場権を獲得する。