スピードスケートの北京五輪シーズン開幕戦となる全日本距離別選手権の前日練習が21日、長野・エムウエーブで行われ、5大会連続の五輪出場を目指す加藤条治(36=博慈会)がリンクに上った。夏の練習状況について「昨年はショートトラックにも取り組み技術面を磨いたが、今年はフィジカル中心に目を向けて体づくりをした。とはいえ36歳。昔のような練習量ではない」。一方で「どこかで1発、力を発揮するという体力はつくってきた」と自信をのぞかせた。五輪シーズンの開幕には「ここ数年、自分が思う30%の力しか出せていない。若手もどんどん出て来ているが、1発どこかでひっくり返したい。今回の距離別、年末の五輪代表選考会で1発、力を発揮することが課題になる」と語った。