ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(25=クラレ)が21日、札幌・宮の森ジャンプ競技場で新ヘルメットを披露した。山岳、雲、鶴があしらわれ、こだわりがたっぷり詰まった完全オリジナルのデザイン。「大きく羽ばたく鶴みたいに私も飛べるように頑張りたい。結果を残して恩返しできるようにって思いを込めて」と、鶴の恩返しならぬ“沙羅の恩返し”を誓った。

22年北京五輪シーズンが本格的にスタートする。この日は全日本選手権(22日宮の森、24日大倉山)の公式練習に参加予定だったが、強風のため22日に延期となった。大会へ向けて「夏仕様のレールなので冬とは感覚は変わるけど、ベースを作る期間の終盤。冬に向けての弾み、うまくつなげていきたい。気を引き締めて臨みたい」と意気込んだ。公式戦で初着用の新ヘルメットとともに、飛躍を期す。