東京オリンピック(五輪)で五輪史上最年少で個人総合王者となった橋本大輝(20=順大)が優勝に届かなかった。
6種目で争う個人総合で、合計87・964点。「ここで勝ってこそ真のチャンピオン」と期していた母国での世界一決定戦は、惜しくも2位に終わった。
【記者の目】橋本大輝が持つ「本物」の条件 器具に感覚あわせる「適応力」
床運動
橋本大輝 最初のE難度も着地ピタリ。丁寧な演技で着地を止めていく。最後の後方宙返り3回ひねりは小さな1歩で止める。
Dスコア6.000、Eスコア8.833 合計14.833で暫定2位
あん馬
橋本大輝 他の選手のミスが続いている状況で演技開始。前半のE難度などスムーズな入り、途中の移動技で落下。最後の下り技は丁寧に決める。
Dスコア6.400、Eスコア7.766 合計14.166で暫定1位に浮上
つり輪
橋本大輝 静止、振動系の技ともに丁寧な演技。最後の着地も1歩も動かないぴたりと止める。
Dスコア5.600、Eスコア8.366 合計13.966
跳馬
橋本大輝 足先まで伸びた跳躍も着地で前方に1歩。
Dスコア5.600、Eスコア9.200 合計14.800
平行棒
橋本大輝 棒下ひねり、バブサーなどE難度の技を決める。最後の着地は後ろに小さく1歩。
Dスコア6.200、Eスコア8.866 合計15.066の高得点。
得点を確認してガッツポーズを見せる。暫定2位で最終種目に
鉄棒
橋本大輝 最終演技者として登場。直前に演技した暫定1位の張博恒が14.800の高得点。
カッシーナ、コールマンと高難度の技もしっかりキャッチ。ほぼミスのない演技も着地で小さな1歩。
Dスコア6.500、Eスコア8.633 合計15.133の高得点も張博恒に0.017届かず2位に