3月の世界選手権で初出場2位に入った同7位の鍵山優真(オリエンタルバイオ/星槎)がフリー197・49点、合計278.02点で逆転優勝した。
22年北京五輪出場を目指す友野一希(セントラルスポーツ)は、フリー161.20点、合計278.02点で6位だった。
順位 | 選手 | SP | フリー | 合計 |
---|---|---|---|---|
1 | 鍵山優真 | 80.53 | 197.49 | 278.02 |
2 | ミハイル・コリヤダ | 92.30 | 181.25 | 273.55 |
3 | ダニエル・グラッスル | 95.67 | 173.33 | 269.00 |
4 | デニス・バシリエフス | 85.09 | 163.35 | 248.44 |
5 | チャ・ジュンファン | 95.56 | 152.18 | 247.74 |
6 | 友野一希 | 83.91 | 161.20 | 245.11 |
7 | 金博洋 | 97.89 | 144.38 | 242.27 |
8 | ピョートル・グメンニク | 76.81 | 149.95 | 226.76 |
9 | ドミトリー・アリエフ | 71.07 | 146.60 | 217.67 |
10 | ユードン・チェン | 78.79 | 122.17 | 200.96 |
11 | ガブリエレ・フランジパーニ | 55.09 | 112.51 | 167.60 |
※パウル・フェンツはWD
鍵山優真
4S/4Lo/4T+3T/3A+1Eu+3S/CSSp/StSq/4T/3F+3Lo/3A/ChSq/CCoSp/FCCoSp
冒頭の4回転サルコーを着氷。3回転ルッツ、4回転トーループ-3回転トーループを着氷すると3連続ジャンプも着氷した。後半の4回転トーループ、連続ジャンプ、トリプルジャンプも決めた。最後のスピン2つもレベル4。演技後は笑顔でガッツポーズを見せた。
友野一希
4T+3T/4S/4T/3Lo/StSq/FSSp/3A+1Eu+3S/3A/3F+2T/FCCoSp/CCoSp/ChSq
冒頭の4回転トーループ-3回転トーループを着氷。4回転サルコーも決めた。4回転トーループ、3回転ループも着氷した。後半のジャンプではトリプルアクセルの着氷でバランス崩し手をついた。再度試みたアクセルも抜けてシングルに。さらにもう1度のジャンプもバランス崩し、連続ジャンプを成功させることができなかった。演技後は頭を抱え苦笑いした。
<出場選手とSP得点>
グループ1
ガブリエレ・フランジパーニ(イタリア)55.09
パウル・フェンツ(ドイツ)57.17
ドミトリー・アリエフ(ロシア)71.07
ピョートル・グメンニク(ロシア)76.81
ユードン・チェン(中国)78.79
鍵山優真(オリエンタルバイオ/星槎)80.53
グループ2
友野一希(セントラルスポーツ)83.91
デニス・バシリエフス(ラトビア)85.09
ミハイル・コリヤダ(ロシア)92.30
チャ・ジュンファン(韓国)95.56
ダニエル・グラッスル(イタリア)95.67
金博洋(中国)97.89
◆グランプリ(GP)シリーズ 欧州、北米、アジアを巡る6戦。勝ち残った6人、6組だけが、その先の大阪でのGPファイナルのリンクに立つことを許される。男子39人、女子45人、ペア26組、アイスダンス35組、20カ国から集うトップスケーターたちが出場2試合の成績で決まる日本行きの切符をかけ、熱き氷上バトルを繰り広げる。
◆フィギュアスケート北京五輪代表選考 シングルは男女ともに最大3枠を確保しており<1>全日本選手権(12月)優勝者が1人目<2>全日本2、3位、GPファイナル出場者上位2人、全日本終了時点の国際スケート連盟(ISU)シーズンベストスコア上位3人、の中から2人目<3>最後に(2)で漏れた中からISU世界ランキングなどを総合的に判断して3人目を決める。全日本出場は必須だが、過去に世界選手権3位以内など実績を持つ選手が、けが等でやむなく参加できなかった場合の救済措置もある。