ショートプログラム(SP)7位と出遅れた鍵山優真(18=オリエンタルバイオ/星槎)が、ショートプログラム(SP)7位から大逆転優勝を果たした。自己ベストを更新するフリー197・49点をマークして合計278・02点。SPの上位6人ごぼう抜きで海外GP初参戦Vを遂げた。

メダリスト会見での一問一答は以下

-優勝という結果について

「自分が1位になったことをさっき知ったので、すごくびっくりしていて、今日は本当に優勝するためとか良い点数とるためではなく、ひたすら頑張ることを目標にしていたので、点数や結果は気にしてなかった。ただ、優勝できたことはうれしく思ってます」。

-この大会での経験で学んだことは、五輪シーズンに役立ちそうか?

「(SPで)ミスすること自体がなかったので、終わってからの気持ちの切り替えが難しくて、今日の朝の公式練習まで落ち込んでいた状態だったんですけど、去年の成績、立場、すべて肩から下ろして、今回は1から挑戦する立場として挑んだので、ひたすら思い切りやることだけ考えてやりました。それがフリーで良い形になった。良い経験だった。五輪はショート、フリーまとめないといけない。今回のように逆転優勝はできないと思う。ショートからまとめていきたい」。

-コーチであるお父さんは2回五輪出ている。五輪へ向けた準備の仕方など助言は?

「今季の最終的な目標が五輪で表彰台に乗ることなので、そのためには目の前の試合にある課題を1つずつこなしていくことが大事。そこは少しずつ、1試合1試合通して何か成長していると思う。いまは目の前にあることだけに集中して頑張りたい」