静岡産大男子バスケットボール部が、6日開幕の全日本大学選手権(インカレ、東京)で初勝利を目指す。2年連続3度目出場の今回は、7日の1回戦で京都産大と対する。

1年前の1回戦で近大に55-88で完敗。松角(まつずみ)翔吾監督(39)は「フィジカルの差が歴然だった」と振り返る。新たにトレーナーと管理栄養士と契約し、今年1月末から選手らの肉体改造に着手。約10カ月かけて筋肉を増やした。1人2~3キロ、中には6キロ増の選手も。松角監督は「当たり負けしない体をつくれた。押し合いで負けない」と効果を語った。

今季の東海学生1部リーグは3勝2敗。長身留学生がいるチームに高さで負けたが、6チーム中3位でインカレ出場権を得た。指揮官は「強化したフィジカルで身長差の不利をはねのけたい」と力を込めた。

主将の石部歩希(ほまれ、4年=静岡学園高出)はリーグ戦1位の39アシスト。「仲間に気持ちよくいいシュートを放ってもらいたい」。水谷和樹副主将(4年)は計116点で得点王になった。「筋量が3キロ増えて胸板が厚くなった。相手をはねのけるドライブで得点を重ねたい」と意気込んだ。【倉橋徹也】