3季ぶりの優勝に挑む明大(関東対抗戦3位)が雪辱で4強入りだ。5日の対抗戦で7-17で敗れたライバルの早大(対抗戦2位)に、20ー15(前半8-15)で勝ち準決勝に進出。SH飯沼蓮主将(4年)は「早大にリベンジできた。素直にうれしい。しかし、目標はあくまでも優勝」と気を引き締めた。1月2日の準決勝(国立)では、東海大(関東リーグ優勝)と対戦する。

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明大は、前半2分、フランカーの木戸大士郎(1年)が先制トライ。しかし、その後は、敵陣に攻め込むが、なかなかトライを取りきれない時間が続いた。対する早大は、風上の有利さもあり、2トライ、1ゴールなどで逆転。前半を明大は8-15で折り返した。

しかし、明大は、プロップ大賀宗志(3年)が「今季、練習試合を含め早明戦3戦全敗。すべて負けで4年生を卒業させられない」と言うように、後半に入ると、FWが奮起。早大を後半は完封し、対抗戦から課題だったトライを取り切るゴール前の攻防を制し、大賀の2トライなどで逆転した。

18日の4回戦では、前回準決勝で敗れた天理に雪辱。この日は、対抗戦で敗れた早大に雪辱と、今大会で2試合連続のリベンジマッチを達成。飯沼主将は「天理に続いて2つ目のリベンジができてうれしい。主人公は自分たちだと信じられた」と、名門・明治復活ののろしを上げた。