ラグビーの新リーグ「リーグワン」1部で、またしても開催前夜に試合の中止が決まった。

主催者は21日、第3節トヨタヴェルブリッツ-NTTドコモレッドハリケーンズ大阪(22日、豊田スタジアム)の中止を発表。キックオフ48時間前の試合メンバー登録後の21日に大阪から陽性者が出た。再試合は行わず、勝ち点は公式戦実施要項に基づいてトヨタが5、大阪が0となる。

1月に開幕したリーグワンだが、全体で12カード目の中止となる。東海林一専務理事のコメントは以下の通り。

ジャパンラグビーリーグワンは、新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインなど厳格なルールを定め、参加各クラブと連携し、毎週の試合開催判断を行っています。参加各クラブは細心の注意を払いながら、トレーニングを行い、試合に備えています。しかし、このような取り組みの中でも、オミクロン株の急速な感染拡大によって、試合直前に選手の感染判明のケースが生じております。

これまで、リーグはクラブおよび専門家と協議し、選手と関係者、ファンの皆さまの安全を第一に考え、中止の判断、決定をしております。その結果、試合中止の判断が直前となり、観戦を楽しみにしていただいていたファンの方々、そして関係者の皆さまにご迷惑をおかけしていますこと、心よりお詫び申し上げます。

リーグワンは日本国内、そして各クラブの感染状況を慎重に確認しながら、リーグの安心安全を第一に運営をしてまいります。

 

【中止となったカード(発表を含む)】

◆1部

◇第1節

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ-埼玉パナソニックワイルドナイツ(7日)

トヨタヴェルブリッツ-静岡ブルーレヴズ(9日)

◇第2節

埼玉パナソニックワイルドナイツ-NECグリーンロケッツ東葛(16日)

リコーブラックラムズ東京-静岡ブルーレヴズ(16日)

◇第3節

東芝ブレイブルーパス東京-リコーブラックラムズ東京(22日)

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安-NECグリーンロケッツ東葛(22日)

トヨタヴェルブリッツ-NTTドコモレッドハリケーンズ大阪(22日)

静岡ブルーレヴズ-東京サントリーサンゴリアス(23日)

◆3部

◇第1節

清水建設江東ブルーシャークス-クリタウォーターガッシュ昭島(15日)

九州電力キューデンヴォルテクス-中国電力レッドレグリオンズ(15日)

宗像サニックスブルース-豊田自動織機シャトルズ愛知(16日)

◇第2節

クリタウォーターガッシュ昭島-豊田自動織機シャトルズ愛知(23日)