東地区のレバンガ北海道は同地区最下位の新潟を107-85で下し、22年初白星を挙げた。ショーン・ロング(28)、デモン・ブルックス(29)が得点、リバウンドで2桁ポイントを挙げるダブルダブルをマーク。第3クオーター(Q)残り1分24秒では特別指定選手の松下裕汰(22)がBリーグ初得点となる3点シュートを決めるなど、主力から新戦力までフル稼働し、今季最多得点、最多得点差で圧倒した。

ホーム初陣で3点シュート2本を含む7得点の松下は「初めてのホームで緊張したが、7得点もできてうれしい。初シュートは山口さんのアイコンタクトがあり、いい感じで打てた。感謝したい」。佐古賢一監督(51)は、この日のプレーについて「個人としての守備のスキルが高い。攻撃のボール運びにも入り込める。チームに、今までにないぐらいの厚みができた」と評価した。

現在、白鴎大4年の松下は22、23日の名古屋D戦でBリーグデビュー。初戦は2分20秒、2戦目に6分34秒出場し、いずれも無得点だった。ホーム初戦となったこの日は、自身最長の18分20秒プレーし、守備でも粘り強さを披露した。3戦目で結果を出したが「まだコンタクトの面が足りないし、3点シュートも7本打って2本しか決まっていない。攻守両面で質を上げたい」とさらなる高みを見据えた。佐古監督は「2ガードとして、いい働きをしてくれた。今後、狙われたときに、どう対処していけるか見極めたい」と、今後の進化を期待した。【永野高輔】