張本智和(18=木下グループ)は、早田ひなと組んだ混合ダブルスで初優勝し、3冠へ好発進した。

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全日本の3冠とはシングルス、ダブルス、混合ダブルスの全種目制覇。「混合の準決勝から調子が上がっている。今後は体力面が大事。しっかり食べて寝て、準備したい」と意気込んだ。

最近では女子の伊藤美誠が18、19年の2年連続で3冠を達成しているが、男子で達成すると2年連続で3冠を達成した1983年(昭58)年度大会の斎藤清以来2人目となる。また、この混合の優勝で男子シングルス、ダブルス、ジュニア男子シングルスの全種目制覇も達成した。

早田とのコンビの今後について「現時点では全日本までという予定だが(昨年11月の)世界選手権(2位)と全日本で結果を出したので、また組みたいし、中国選手にも勝って世界一になりたい」とペア継続を希望した。

また、混合ダブルス準決勝で敗れた妹美和との「きょうだい決勝」が実現しなかったことに「戦ってみたかった気持ちもあるが、やられてしまう不安もあったので」と笑いを誘った。【三須一紀】