東京オリンピック(五輪)で女子団体銀メダル獲得に貢献した2人が、6回戦で敗れる波乱が起きた。

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女子シングルスの前回覇者の石川佳純(28=全農)は加藤美優(日本ペイントマレッツ)に1-4で敗れて連覇を逃した。平野美宇(21=日本生命)は、佐藤瞳(ミキハウス)に1-4で敗れた。

石川は5回戦で徳永美子(十六銀行)に4-0と快勝したが、6回戦では2ゲームを先取されるなど、なかなか流れがつかめなかった。第3ゲームは11-7で取り返すが、その後の第4、第5ゲームを落とし、6回目の優勝はついえた。「(加藤とは)何度も対戦してるが、今まで以上に嫌なところに攻められた」と声を落とした。

今大会で残る平野との女子ダブルスについて、石川は「100%出し切りたい。平野美宇さんとのペアで優勝したことないので優勝したい。五輪に向けてつけた力を出したい」と話した。

5回戦で高橋梓海(エクセディ)に4-0で勝った平野は6回戦では佐藤に3ゲームを連取される厳しい展開。後がなくなった第4ゲームは11-4で取り返したが、第5ゲームを7-11で奪われて敗戦となった。

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