「メガネ先輩」こと金ウンジョン率いる韓国が銀メダルを獲得した。3連覇を果たしたスイスに6-7で敗れたが、初の決勝進出で世界女王と渡り合った。

第2エンド(E)で3点を奪われる苦しい立ち上がりも、食らい付いた。第7Eで2点を奪って5-5の同点としたが、第10Eに1点を取られて勝負あり。「最初に3点を許した。ずっと追いつこうとしました。とても僅差ですが、今日のプレーを誇りに思っています。銀メダリストを誇りに思ってます。これほど大会レベルでプレーできてうれしいです」。試合後、金は試合中の引き締まった顔に笑顔を広げながら、振り返った。

銀メダルを手にした18年平昌五輪を超える金メダルを目指した北京五輪では、1次リーグで敗退。再スタートとなった今大会で大きな結果を手にした。

日本代表の中部電力は決勝トーナメントの可能性が残った1次リーグ最終戦を前に、チームに新型コロナウイルスの陽性者が複数出たことで、大会自体を途中棄権していた。

◆22年世界選手権 女子は日本を含めて計13チームが出場。全チーム総当たりの1次リーグを行い、上位6チームが決勝トーナメントに進んだ。1次Lの1、2位チームは無条件で準決勝に進出し、その前に同3位と同6位、同4位と同5位が対戦した。