バスケットボールB3リーグ・ベルテックス静岡を支援する自動車販売会社トヨタユナイテッド静岡は11日、静岡市葵区の同社で県バスケットボール協会に所属するU-12(12歳以下)の227チームに「作戦ボード」を贈呈すると発表し、寄贈式を行った。

昨年度中に売り上げから積み立てた「みんながヒーローズ基金」の一部を活用。桝谷安城(やすき)社長(57)は「この取り組みが子どもたちの未来をつくる一助になれば」と望んだ。

同席したベルテックスのPG大石慎之介オフコート主将(34=沼津市出身)は「未来ある子どもたちに、僕たちもバスケ教室などを行っていきたい」と意欲を示した。贈呈先の数チームにはクラブ選手が訪問し、寄贈品を直接渡すことを検討している。作戦ボードを受け取った県協会の土屋哲平会長(66)は「子どもたちの大きな励みになると思う」と話し、感謝の言葉を口にした。

【倉橋徹也】