日本ラグビー協会は20日、23年W杯フランス大会の日本代表ベースキャンプ地がフランス南部のトゥールーズ(オクシタニー地域圏)に決定したと発表した。

トゥールーズは1次リーグ第1戦の米大陸予選第2代表戦(23年9月10日)、第3戦サモア戦(同28日)の会場となっている。

日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチは「17年の遠征の際にもキャンプを行っており、温かいホスピタリティーと素晴らしい施設・環境のもとで、充実したトレーニングをすることができました。このたびW杯の試合会場として、またチームベースキャンプ地として、美しいトゥールーズの街に戻れますことを、とてもうれしく思います」とコメントした。

トゥールーズがあるオクシタニー地域圏からの歓迎のコメントは以下の通り。

◆キャロル・デルガ議長

「日本との連携は、わが地方の国際案件の中でも最優先事項のひとつとして扱っており、私はこれまで3回の訪日ミッションを組んできました。この決定は偶然ではありません。オクシタニーにとって大きな喜びです。日本チームはW杯というラグビーの世界的な祝祭の間、トゥールーズで2試合を戦い、わが地方が心から愛するスポーツ、すべての村とすべての世代を結び付けるスポーツであるラグビーを楽しませてくれることでしょう」

◆カメル・シブリ副議長(スポーツ担当)

「オクシタニーはラグビーの選手登録者数が7万人、クラブの数が430とフランスで最も多い。日本のファンの方々には日本代表と共に、スポーツに情熱をかけるわが地方、日本と日々関わり合いながら動いているわが地方について知っていただければと思います。オクシタニーには日本企業28社が進出しており、彼らが真っ先に情熱的なサポーターになることでしょう。日本代表チームをトゥールーズ、そしてオクシタニー地域圏へお迎えできるのを非常に光栄に感じています」