前日に敗れた悔しさは、裸で冗談を飛ばし合って払拭(ふっしょく)した-。

1次リーグ2位通過の札幌国際大が、無敗の快進撃を続けてきたSC軽井沢クを破り、決勝進出を決めた。SC軽井沢クはこの日の午後の準決勝で、4連覇を目指すコンサドーレと対戦する。

札幌国際大は4-6の第8エンド(E)に1点返し、第9Eには2点スチールで逆転に成功。第10Eの相手の攻撃を1点に抑えると、延長第11Eに3点を挙げた。

全勝対決だった27日の同カードは3-8で敗れたが、見事リベンジを果たした。フォースの青木豪(22)は「『みんなで風呂行こうぜ』と。風呂場でジョークとか交わして、わいわいしながらリフレッシュした」と明かす。悔しさや嫌な思いをきれいさっぱり洗い流した。一夜明けたプレーオフで、強敵相手に土をつけ返した。

リードの新野和志(21)は「明日が最後の試合になる。みんなで全力で楽しみたい」。若さと勢いで、一気に頂点へと駆け上がる。

◆日本選手権決勝トーナメント 変則方式で行われる。まずはプレーオフとして、1次リーグの1位チームが同2位チームと、同3位チームは同4位チームと対戦。1位対2位の勝者はストレートで決勝進出が決定。敗れたほうは、3位対4位の勝者と準決勝を戦う。