4大大会歴代最多22度の優勝を誇る世界4位のラファエル・ナダル(36=スペイン)が、腹筋の肉離れのため、8日の準決勝を棄権すると発表した。

6日の準々決勝で腹部の痛みで、まともにサーブが打てず。トレーナーを呼び治療を受けながらのプレーで、何とかフルセットで勝った。7日に検査を受けるとしていたが、「この状態で、あと2試合を戦い抜くことはできない」と棄権を決めた。

ナダルは、今年の全豪、全仏を制して、男子史上3人目の年間4大大会全制覇に、残り今大会と全米となっていた。「普通にサーブが打てない。本当に悲しい」。この結果、同40位のニック・キリオス(オーストラリア)が決勝に進出。キリオスは、自身初の4大大会決勝となった。

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