バドミントン女子シングルスで日本代表の奥原希望(27=太陽ホールディングス)が6日、世界選手権(22日開幕、東京体育館)へ向けて手応えを口にした。

痛めていた膝の状態が良化してきたことを明かし、「最近はバドミントンを楽しいと思えるようになってきた。充実したよい大会にしたい」。にこやかな表情で話した。

これまでは試合中でも、まずは「自分の体や膝と対話する」ことを優先せざるを得ない日々が続いた。故障箇所が回復してきたことで、対戦相手との勝負や駆け引きなどを楽しめる状態になってきたという。

世界選手権が日本で開催されるのは初めて。昨夏の東京五輪は無観客だったが、今大会は有観客での開催が予定されている。「皆さんの前でプレーできるのが楽しみ。自分のプレーを出し切りたい」。17年大会ではシングルスの日本勢として男女通じて初優勝を果たした。その先駆者が、地元の応援を受けて再び躍動する。