フィギュアスケートで4大陸女王の三原舞依(23=シスメックス)が31日、アイスショーやエキシビションで観客を魅了する「連続ジャンプ」の裏話を披露した。

都内で契約する「アンダーアーマー」が企画したファンミーティングに出席。参加者からの質問に答える形で、連続ジャンプについて言及した。

競技会ではフリーの3連続までに限定されているジャンプだが、これまでたびたびエキシビションやアイスショーで5連続といったジャンプを披露してきた。練習で「どこまでできるかな?」と跳び始めたのがきっかけだったといい「最高で11連続までいけました。ダブル(2回転)ですけれど…。トリプル(3回転)でできたらすごくいいんですけれど…」と笑顔。会場には驚きの声が響いた。

ジャンプはもちろん、スピンも幼少期からの積み重ねが生きているという。

今季初戦となった8月の「げんさんサマーカップ」ではショートプログラム(SP)、フリーあわせて6度のスピンが全て最高のレベル4。確かな技術を持ち、演目を引き立てるアクセントになっている。

この日、着用したTシャツのシルエットにもスピンが採用されるなど、代名詞となっている要素だ。三原は「小さい頃から『スピンは練習が命』と習って、ずっとスピンをしていました。最初は目が回ったり、頭が痛くなったりした。今も大事に考えながら練習をしています」とキッパリ。トップスケーターの、こだわりがにじんだ。【松本航】