バレーボールの女子世界選手権で、日本(世界ランク7位)は5日、2次リーグ2戦目でイタリア(同3位)と対戦する。
前日4日の2次リーグ初戦・ベルギー(同11位)戦ではエースで主将の古賀紗理那(26=NEC)が復帰。9月28日の中国戦で右足首を捻挫して以来、3試合ぶりの出場となった。試合後は「まだ100%ではプレーしていなかった」と話したが、11得点で貢献を果たした。
エースの復帰に加え、ブロックの高さでベルギー代表を苦しめた宮部藍梨(24=姫路)や、2日のアルゼンチン戦でチーム最多25得点を決めた石川真佑(22=東レ)の得点力なども光っており、チーム全体としての好調ぶりがうかがえる。
対戦するイタリアは7月にトルコ・アンカラで行われたネーションズリーグで優勝。今大会も1次リーグを全勝で通過した。4日の2次リーグ初戦・ブラジル(同2位)戦で初の黒星を喫したが、実力を示している。
2次リーグでは、これまでの対戦成績が持ち越しになり、現在はお互いに5勝1敗。トーナメント形式となる3次ラウンド進出に向け、勝負の一戦になる。
【日本の2次リーグ日程】
☆4日 ベルギー戦(11位)
☆5日 イタリア戦(3位)
☆7日 プエルトリコ戦(17位)
☆9日オランダ戦(10位)
※( )内は5日現在の世界ランク
◆女子世界選手権・日本代表メンバー(背番号、選手名、年齢)
2 内瀬戸真実(30=埼玉上尾)
3 古賀紗理那(26=NEC)
4 石川真佑(22=東レ)
5 島村春世(30=NEC)
10 井上愛里沙(27=久光)
12 籾井あき(21=JT)
15 林琴奈(22=JT)
19 山田二千華(22=NEC)
22 福留慧美(24=デンソー)
23 横田真未(24=デンソー)
26 宮部藍梨(24=姫路)
30 関菜々巳(23=東レ)
37 宮部愛芽世(20=東海大3年)
38 佐藤淑乃(20=筑波大3年)
◆女子世界選手権 オランダとポーランドの共催で24カ国が参加。1次ラウンド(R)は6カ国ずつ4組に分かれて総当たりで戦い、各組上位4カ国の計16カ国が突破。2次Rは8カ国ずつ2組に分かれ、1次Rで対戦していない4カ国とのみ対戦し、各組上位4カ国が8強へ。3次Rからトーナメント制となり、2次Rで同組の1位と4位、2位と3位が準々決勝を戦い、勝者が準決勝へ。テクニカルタイムアウトなし、リクエストできるタイムアウトは1セット2回まで。
決勝は10月15日、オランダ・アペルドールン。