今季ジュニアグランプリ(GP)シリーズデビューを果たした櫛田育良(いくら、14=木下アカデミー)が逆転優勝で大会連覇を遂げた。

冒頭の3回転ルッツ-3回転トーループなど3度の連続ジャンプにはミスが出たものの、単発の3回転フリップやループはしっかり成功。フリー1位の110・17点をマークして合計156・78点となり、前日のショートプログラム7位から巻き返した。「昨日失敗した原因を、ちゃんと修正してやれた」と納得の表情を浮かべた。

先月にチェコで開催された大会では3位に入り、「すごく自信になった」とうなずく。次の大会に向けて「ショート、フリーともにノーミスの演技をして、今までよりもいい演技をしたい」と話した。

山田恵(木下アカデミー)が104・62で2位、村上遥奈(同)は104・51で3位だった。